建設業の「働き方改革関連法」対策セミナー

優先順位を決め、やれることから見直す

 12月11日(月)全建愛知会館で、『今さら聞けない働き方改革』と題して、建設業の「働き方改革関連法」対策セミナーを開催しました。
 全建総連顧問社労士として、全国の県連・組合で建設事業者に向けた講演活動をしている櫻井好美氏を講師にお招きし、2時間に渡って基礎から講演していただきました。

 2019年4月から順次施行され、今年四月からは建設業も時間外労働の上限制限の対象となり、働き方改革関連法はいよいよ完全施行を迎えます。
 完全施行を目前にして、「今さら聞けない」「何もできていない」「何から始めていいのか分からない」、皆が不安を抱く中、総勢24名が参加しました。

 櫻井講師からは、従業員の労働時間の適正把握の重要性や管理方法、年次有給休暇の基本ルールなどについて、建設業特有の事情を踏まえながらの説明がありました。
 「現在はどの業界も人材不足に悩んでいます。これからは同業種との比較ではなく、他業種との比較を意識することが必要です。また、これからの時代の人材確保と定着には労働環境の整備が最低限必要です。」との櫻井講師の説明に、参加者からは、「完全施行が目前に迫り、不安が募るばかりでしたが、じっくりと基礎から学ぶことができました。従業員採用や定着にも悩んでいたので優先順位を決めて、やれることから見直しをしていきたいです。」と、ホッとした様子で話していました。

 今後も、建設業に従事する組合員の皆さんに役立つ講義を開催していきます。

セミナーの様子

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