鈴木執行委員長 新年の挨拶

新年あけましておめでとうございます

執行委員長 鈴木貴雄

 組合員の皆様方に於かれましては健やかに新春を迎えられたことと、お慶びを申し上げます。日頃は、組合活動にご理解とご協力を賜りましてありがとうございます。

 昨年5月にコロナウイルス感染症も5類へと移行され、以前の生活を取り戻しつつあり、組合活動に於きましても執行委員会等の会議も対面及びリモート併用での開催ができるようになってまいりました。また、各支部に於いてのレクリエーションの開催も制限なく行われるようになってまいりました。

 そうした状況の中、組合の組織人員は11月1日現在で15,000人を超え最高現勢を更新しております。これもひとえに組合員皆様方のご尽力と感謝申し上げます。

 さて、本年の「甲辰」年の「甲」は、優勢であることを表す他、まっすぐに堂々とそそり立つ大木を表し、「辰」は十二支の中では唯一の架空の生き物、龍(竜)を意味します。水や海の神として祀られてきた龍は、竜巻や雷などの自然現象を起こす大自然の躍動を象徴するものであり、「龍が現れるとめでたいことが起こる」と伝えられてきました。この2つの組み合わせである甲辰には、「成功という芽が成長していき、姿を整えていく」といった縁起のよさを表しているといえそうです。コロナウイルス感染が収束し、新たなライフスタイルが始まる年となることを期待したいと思います。

 私どもの業界は、本年4月から時間外労働の上限規制が施行されます。そして、2025年に予定されております建築基準法の改正、特に省エネ関係法令や構造基準の改正に伴う四号特例の見直し等が進められております。

 建設キャリアアップシステム(CCUS)につきましては、登録技能者は130万人を超え、概ね技能者の2分の1が取得した状況があり、担い手三法の改正も予定されることが想定されます。

 これらを踏まえ、建設労働者の処遇改善、担い手確保・育成に向け全建総連のもと、組合でも持続可能な建設業の実現に向けた100万人国会請願署名に取り組んでまいります。引き続きのご協力をお願いいたします。

 社会保障関連では、組合事業の1つであります健康保険事業、中建国保に於きましてはコロナウイルス感染拡大に伴う医療費、コロナ傷病手当の支出により、昨年は保険料の大幅な引き上げがなされました。今後、国は少子化対策等の財源を社会保険料等の上乗せにより公平に確保することなどを検討しているようであります。状況を注視してまいりたいと考えております。引き続き、国保組合に対する補助金の現行補助水準の確保を目指し、地元国会議員要請行動やハガキ要請行動等による取り組みを進めてまいります。

 厳しい状況が続いておりますが、本年も皆様方の益々のご健勝とご多幸をお祈りしつつ、引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。共に頑張りましょう。

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