平成30年もよろしくお願いいたします
組合員の皆様におかれましては、つつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃は組合活動にご理解とご協力をいただきありがとうございます。今年もご指導のほど、よろしくお願いいたします。
若者に魅力ある業界に
平成という時代も早30年という月日を数え、さらに組合も設立45周年を迎えています。昨年は愛知で全建総連主催の青年技能競技大会が開催され、全建総連のスローガンも「組織増勢の力で賃金・労働条件を改善し、若者に魅力ある建設産業にしよう」と人口の減少と高齢化による職人不足に危機感を覚えるような表現も感じ取れ、若手職人仲間の確保が増々重要になってきました。
日本の人口は減り始めているものの、幸い愛知はまだ人口のピークが2020年頃と全国平均の5年遅れの予想で、私たちの組合員数も今のところ増勢傾向を維持しています。これもひとえに普段から仲間の皆さんの組織拡大への情熱の賜物と感謝申し上げます。
固い絆で立ち向かおう
私たちを取り巻く環境は住宅需要スタイルの変化や社会資本整備の費用が大手ゼネコンなどに集中し、中小零細の職人仲間にとっては厳しい現状が続いています。景気動向を反映した仕事と賃金確保の運動に努めましょう。また一方では、私たちの暮らしと健康を守るために、建設国保の安定運営に必要な国庫補助の予算確保の運動も通年の取り組みとして行っています。この記事が掲載される頃には、昨年の成果が閣議決定の数字として明らかになっていることでしょう。今春から市町村国保が都道府県単位の運営に移管されますが、少数派の国保組合の運営は変わりません。しかし、組合数の減少も見られ決して楽観できる現状とは言えません。医療保険制度の一元化などという流れには飲み込まれることなく固い絆で立ち向かう姿勢を保ちましょう。情報連携が遅れているとはいえ、着々と進化するマイナンバーカードの動向も気になります。
交流と団結で明るい組合を
職人の飯のタネと言える技術面では、社会のニーズに目を配り、省エネ、安全、防災、耐震、福祉環境などのキーワードに関連した技術の変化に遅れることなく職種を超えて情報を共有し、「全リ協」「全木協」「キャリアアップシステム」の枠組みも活用しつつ、施主さんからより一目置かれる技術屋を目指しましょう。今年4月から全建愛知の共済制度である「資格取得祝金」がリニューアルされます。特に若手職人の皆さんはどんどん資格を取得し、お祝金を申請してください。
皆さんの益々のご健勝とご多幸を祈りつつ、今年も交流と団結をもって明るい組合を目指すことをお誓いし、年頭の挨拶とさせていただきます。共に頑張りましょう。