苦しいときだからこそ仲間と助け合おう
6月19日(日)、全建愛知第39回定期大会の場で、組織拡大功労者表彰が行われ、組織拡大に貢献した6支部が表彰されました。
そこで、秋の組織拡大強化月間に向け、団体表彰を受賞された、海部支部にスポットを当て、どのように組織拡大行動を行ったのか海部支部副支部長/後藤啓二さん(建築大工・45歳)にお話しを伺いました。
海部支部とは
一言で言うと「とっても明るい和やかな支部です」。
石島支部長を中心に、15名の支部役員が毎月の支部会に出席し、役員全員が活発に発言できる雰囲気の中、「まず、やってみよう」と言う気質の支部です。
何事にも前向きに明るく取り組む支部であり、お陰様で支部レクなどは毎回大盛況に終わり、参加者の方々から喜びの声を多くいただいています。
初めての表彰
海部津島支部から分割され、「海部支部」として設立され2年、初めていただいた表彰ですから、特に嬉しく思います。
この表彰は支部役員全員が一丸となって、なし遂げたものです。
大会でいただいた表彰状は、額に入れ石島支部長の自宅に飾られています。
取り組み方
年度内2回、夏と秋頃に組織拡大行動を行っています。
取り組み方としては、新規の工務店や自宅へ飛び込みで組合のアピールをするのではなく、既加入者の組合員さんや家族の方を対象に、組合のメリットを伝える方法をとっています。
残念ながら、一般の組合員さんは、まだまだ組合制度を十分理解されていない方が多いのが現状だと思います。
逆に言うと、組合にはこんないい制度があるのに活用していない、もったいない組合員さんもみえます。
このことを解消するためにも、集団健康診断や支部レクなど、支部員さんが多く集まる時を利用し、一般の組合員さんに組合制度を十分理解してもらうよう、声を掛ける取り組みを支部設立以来実施しています。
そうすることにより、自分の入っている組合を知ることができ、仲間が仲間を呼ぶ、これが組織拡大につながると考えています。
既加入者の組合員さんに組合制度を理解してもらい、組合制度を活用していただく。これも組合の脱退防止にもつながっていると思います。
組合共済制度を第一にPR
一般の組合員さんへ力を入れて伝えているのが、内容の充実した組合共済制度です。
各種祝金や死亡弔慰金、そして傷病見舞金などを大々的に伝えています。
また、それ以外に心強いのが、労災保険や建設業許可などの各種手続きの代行をしてもらえることを話しています。
集団健康診断や支部レクの時に、組合制度を理解してもらいたく一般の組合員さんや家族の方に話し掛けていますが、なかなか興味をもって聞いてもらえない辛い時も多々あります。
しかし、話し掛けることにより、一般の組合員さんと私たち役員の距離が縮まるのです。
何か困ったことがあれば、身近にいる私たち役員が頼られるのです。
今後の抱負
全建総連の組織人員、また建設業就業者数自体が大幅に減る中、何十年も組織拡大行動に取り組んでいますが、これほど苦しい状況での組織拡大行動は経験したことはありません。
しかし、いつまでも弱音を吐いているわけにはいきません。
私たち役員が組合員さんの先頭に立ち、前に向かって進んでいくしかありません。
止まってしまったら終わり。終わりのない活動なのです。
組織拡大行動の特効薬はありません。取り組み方や手法に決め手もありませんが、私たちは今の活動を信じ、今後も一歩一歩地道に取り組んでいきます。