第38回定期大会開催【10.07.27】

13,000人を目指す力で、建設不況打開、建設国保を守ろう

第38回定期大会
 「13,000人を目指す力で、建設不況を打開、建設国保を守ろう」をメインスローガンに掲げ、6月20日(日)、名古屋国際会議場(名古屋市熱田区)で全建愛知第38回定期大会が開催されました。

 総勢355名が出席し、「全建愛知/13,000人の組合目指してガンバロー」と、誓い合いました。

走り続ける全建愛知

 主催者を代表して、山田執行委員長から「全国的に組合員数が減少しているなか、今、組織拡大が極めて重要な時です。組織の回復、13,000人の組合目指し奮闘しましょう。そして、建設国保を守りましょう」と、力強い挨拶があり、大会は幕を開けました。

 続いて、全建総連/林書記次長、中建国保/渡辺事務局次長、連合愛知/神野会長、牧義夫衆議院議員はじめ国会議員の方など、来賓の方々より挨拶をいただきました。

 全体会議では、「あんしん財団業務委託費の減額について」・「あんしん財団業務停止命令について」等の質問がありました。

 午後からは、各専門部の四分科会に分かれて、第38期運動方針案とともに討議が行われました。

 全体会議で提案された議案を質疑応答した後、満場一致の拍手で承認されました。

 その後、功労者表彰等と役員一部改選報告が行われ、大会スローガン採択後、杉浦青年部長の団結ガンバローで定期大会は無事幕を閉じました。

多くの来賓の方々からご挨拶をいただきました

全建総連/林裕司書記次長

全建総連/林裕司書記次長
 「今、建設国保は、存亡の危機です。マスコミから不当な記事が取り上げられ、合わせて全建総連と関係のない国保組合で起きた偽装加入等を取り上げ、国保組合は法律違反とたたかれました。5月31日の省内仕分けでは、国保組合の補助金の見直しが行われ、厳しい評価が下されました。全国に国保組合は165あり、所得調査の結果が発表され、医師国保の課税標準額/676万円、建設国保/73万円。9倍の開きがありました。高額所得者の国保組合のことは申しません。わずか73万円の私たちの建設国保の補助金は現行水準にしてほしいと、細川・長浜厚労副大臣、長妻厚労大臣、野田財務大臣に会い強く訴えました。何としても、建設国保を守っていきましょう」

中建国保/渡辺幸男事務局次長

中建国保/渡辺幸男事務局次長
 「国保組合を取り巻く情勢は、たいへん厳しいです。その中、私たち中建国保は、命と健康を守るため、更なる健全運営に取り組みます。保険者機能を十分発揮し、高い保険料の収納率確保・診療内医療の点検実施・第三者行為・労災レセ抽出・健康づくり教室・疾病予防の実施・アスベスト対策に力を入れていきます。40周年を迎える中建国保は、価値ある建設国保を維持し発展していきます」

連合愛知/神野進会長

連合愛知/神野進会長
 「連合の大きな課題は、雇用です。リーマンショックを発端とする世界不況により、雇用情勢は厳しい環境となり、愛知県の失業率4.7%、有効求人倍率0.6倍、未だ厳しい状況です。特に若い方の就職状況が非常に厳しく、若い労働意欲を持った方が仕事に就ける社会にしなければならない。経済環境を高め、民主党の安定を求めるために、この参議院選挙は意味のあるものです」

衆議院議員/牧義夫

牧義夫衆議院議員
 「我々、民主党が与党になり政権交代しました。皆様の大切な建設国保を、より一層充実したものにするためにも、引き続き先頭に立ち歩みを進めていきます。前政権の負の遺産を引継ぎつつも、国民1人ひとりの生活に光が当たるよう、新たな国づくりを始めました。来る参議院選挙、皆様の絶大なるご支援をいただき、愛知から2人当選できるよう頑張りましょう」

第1分科会(社会保障対策・労働対策・賃金対策)

第1分科会
 参加/代議員・組合員参加等47名、本部役職員16名、計63名。
 議長/上野原健治さん(守山支部)、佐藤伸吾さん(津島支部)

 社会保障対策部では、大澤社会保障対策部長より、「22年度国保予算要求は、282億1千万円確保できました。予算をめるぐ厳しい状況の中、3年連続で概算要求額を満額確保できたことは、皆さんのご協力の賜物であり、今後もハガキ要請行動等にご協力いただきたい」などの報告・提案がありました。

 次に労働対策部では、上野労働対策部長より、「死亡災害や負傷数は減少していますが、建設現場などで、万が一の事故がないよう、一人親方労災保険、事業所の労災・雇用保険の周知・啓発に取り組んでいきます」などの報告・提案がありました。
 また、代議員より「アスベスト対策予算組みについて」質問がありました。
 これに対し、上野労対部長より、予算を組んだ経緯と経過について説明と答弁がありました。
 答弁を受け、代議員より、「今後は経過を知らない人が見ても分かるよう説明を書いてほしい」との要望がありました。

 最後に、賃金対策部では、田口賃金対策部長より、「千葉県野田市での公契約法(条例)制定を受け、名古屋市議会吉田議長を訪問し、要望書を手渡しました。また、今後も意見書の採択されていない自治体を中心に取り組みを進めていきます」などの報告・提
案がありました。
 
 これらの三専門部の運動方針案・予算案については、全会一致で仮承認を受け、本会議
で報告されました。

第2分科会(住宅対策・技術対策)

第2分科会
 参加/代議員・組合員参加等48名、本部役職員19名、来賓1名、計68名。
 議長/西島健二さん(豊田支部)、藤澤路雄さん(緑支部)

 住宅対策部では、鈴木住宅対策部長より、「2009年度の住宅着工戸数は、77.5万戸で、
45年ぶりに低い水準となりました。また、新設された住宅版エコポイントを利用して、仕事確保に活かしてほしい」などの 報告・提案がありました。
 代議員より、
 (1)「住宅デーの開催に際し、助成金の支給について」
 (2)「住まい手サポーターの活動について」、質問がありました。
 これに対し、鈴木住対部長より、
 (1)「原則1支部2回までですが、複数行政区にまたがって実施した場合は、3回まで支給  されます」
 (2)「登録されているサポーターに対し相談がある場合、相談等の対応をお願いします。 また、サポーターの名簿は各市町村の窓口及び、愛知県のホームページに掲載されてい ます」と、答弁がありました。

 技術対策部では、曾我技術対策部長より、「青年技能競技大会では、青年組合員の技術・技能の向上を目指す一環として四方転び踏み台を課題に競技しています。今期も講習会を開催し、講師の指導のもと、選手2名が大会に出場予定です。今後も、講習会及び技能競技大会にご理解ご協力お願いします」などの報告・提案がありました。

 これらの二専門部の運動方針案・予算案については、全会一致で仮承認を受け、本会議で報告されました。

第3分科会(共済福祉・組織・教育宣伝)

第3分科会
 参加/代議員・組合員参加等37名、本部役職員23名、計60名。
 議長/池戸豊美さん(木曽川支部)、川本照男さん(長久手支部)

 共済福祉部では、山﨑共済福祉部長より、「将来、安心した老後の生活を得るため、大きな保障のあるのが国民年金基金です。掛金全額が控除されるなど、税金面で優遇措置が多くあるので、ぜひ、加入を検討してほしい」などの報告・提案がありました。
 また、代議員より文章の表現について指摘がありました。
 

 次に、組織部では、近藤組織部長より、「建設業就業者数が減少する中、全建愛知でも、この1年間で、1千名を超える仲間が、離職等を理由に組合を去っていく結果となってしまいました。皆さんの力をお借りし、何としても脱退を阻止し、1人の組合員が1人の未加入者を紹介できるよう、引き続き組織拡大行動に協力してほしい」などの報告・提案がありました。

 最後に、教育宣伝部では、横山教育宣伝部長より、「組合のホームページがコンクールにて、最優秀賞を受賞することができました。組合のホームページは、月/約4,500回アクセスがあり、分かりやすく明るいデザインで、皆さんから好評を得ています。また、キャロット読者アンケートに対する、ご協力のお礼と、今後の改修の資料とさせていただく」などの報告・提案がありました。

 これらの三専門部の運動方針案・予算案については、全会一致で仮承認を受け、本会議で報告されました。

第4分科会(税金対策・財政)

第4分科会
 参加/代議員・組合員参加等46名、本部役職員23名、計69名。
 議長/大竹一弘さん(千種支部)、渡邉博一さん(一宮支部) 

 税金対策部では、新山税金対策部長より、「大衆増税反対署名活動にご協力いただきありがとうございました。税金対策部は、今後も組合の第一線に立ち、街頭活動はじめ署名活動に積極的に取り組んでいきます。また、各種記帳講習会などを積極的に開催し、事前対策や税金に対する組合員の意識向上を図っていきます」などの報告・提案がありました。
 
 財政部では、本会議場で報告・提案された、第37期決算・第38期予算(案)に伴う、活動報告・運動方針(案)の提案が、片山財政部長より行われました。
 代議員より、「議案書の支出について約460万円の単年度赤字となりましたが、健全な状態といえると考えられます。とありますが、健全な状態といえますか」と質問がありました。
 これに対し、執行部より、「組織人員が減少している中では、健全な状態であると考えており、積立金等も順調に積み立てています」との、答弁がありました。
 また、代議員より「厚労省行政事業レビューに伴う、国保組合の再来年以降の対応について」要望がありました。

 これらの二専門部の運動方針案・予算案については、全会一致で仮承認を受け、本会議で報告されました。

充実した内容の勉強会が行われました

第1勉強会
 毎年、定期大会終了後に勉強会が行われます。今年も4会場に分かれ、各課題の充実した勉強会が行われました。

 第1勉強会は、「組織拡大について。(講師/中西書記)
 過去の組織人員数を確認し、組織拡大の重要性を確認しました。また、組合のメリットを説明し、組織拡大行動のお願いをしました。

 第2勉強会は、「住宅版エコポイント」について。(講師/池崎書記)
 新築やリフォームに係るポイント発行対象工事や、申請手続きに必要な書類などの説明がありました。

 第3勉強会は、「公契約法」について。(講師/高吉名古屋市会議員・田中書記)
 公契約法の概要や必要性について説明がありました。また、高吉議員より、全国初の条例を制定した千葉県野田市への行政視察報告がありました。
 

 第4勉強会は、「国民年金基金」について。(講師/三好書記)
 メリットがたいへん多く、掛金全額が社会保険料控除になり、税金も軽減できる等、国民年金の上乗せとして、将来が安心できると説明がありました。

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