シリーズ支部紹介(1) 一宮支部「石刀祭り」【16.03.29】

 
 一宮市今伊勢町馬寄の石刀(いわと)神社に伝わる「石刀祭り」が、今年は4月24日に賑やかに開催される。古くは毎年4月19日に行われていたが、いまでは同日以後最初の日曜日に開催されている。

 同祭りは、1600年の関ケ原の合戦のさい、徳川家康率いる軍勢が境内に立ち寄り踏み荒らしてしまったことから、同合戦で勝利を収めて幕府を開いた家康が、1608年に詫びる意味で同神社境内を整備した竣工祝いに始まったとされている。

 この竣工祝いには地元が山車5両を引き立て、からくり人形を神前に奉納。以来、400年の歴史を誇る同祭りは、戦災で2両の山車が焼失しているものの、当初より変わらぬ形で山車など扱われ、昭和60年にはパリ公演にも出掛けている。

 現在山車を持っているのは大聖、山之小路、中屋敷の地元3町内。それぞれ、山車の下層部で奏でる子ども囃し、さらに主役のからくり人形の稽古を近く始め、本番の1週間前には山車を組み立てる。どの作業も、各町内で伝統的に継承されている。

 当日は、午後2時から山車がソロリソロリと動き出すと同時に、各山車のからくり人形が「綾渡」「唐子石橋」「大車輪」といった妙技を披露。また、各地元町内からの献馬や露店も参道にビッシリ軒を連ね、伝統的な祭りの進行に賑やかな春祭りを演出する。
【水野金市支部長】

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