「第38回全国青年技能競技大会」開催

長谷川選手、柴田選手 大健闘!

 9月17日(土)~19日(月・祝)の3日間、全建総連全国青年技能競技大会が群馬県Gメッセ群馬(群馬県高崎市)で開催され、30県連・組合から56人の選手が集結し腕を競い合いました。
 全国青年技能競技大会は、全国の青年技能者の技能レベルを競うことにより、青年技能者に努力目標を与えると共に、技能尊重機運の熟成を図ることを目的とし、1985年から毎年開催され、今回で38回目を迎えます。
 選手は、6時間の競技時間内に支給材を用いて、仕様概要(原寸図の製作→部材の木削り → 墨付け → 加工仕上げ → 組み立て)に従い「四方転び踏み台」の製作を通して、日々の練習の成果を発揮し、技を競い合います。
 全建愛知からは、2回目の出場となる長谷川裕平さん(港支部/26歳)と、初出場となる柴田叡治さん(豊田支部/23歳)が出場しました。
 2名の選手は大会では大健闘し、制限時間内に見事完成させました。

最終工程にかかる長谷川裕平さん

長谷川選手 ・・・
 出場した長谷川裕平さんは「結果は、入賞ならずとても悔しい思いをしました。原因は2つあります。1つ目は、練習で作った物を比較して何がいけないのか追求を試みましたが、ハッキリしたものを掴めず曖昧なまま本番を迎えてしまった事です。2つ目は、本番の組み立ての時にスムーズに行かず焦ってしまい、貫を一本割ってしまった事です。前回出場した大会の時と比べると、作品の出来は悪かったです。でも悪い事ばかりでは無く、前回は時間ギリギリだったのに対して、今回は20分程余裕が出来ました。また、前回出来なかった最後の仕上げができました。木づくりも綺麗に早く出来るようになったと思います。自分でも成長を実感することができました。ただ原因を突き止めきれず、本番で焦り、出来だけ見たら前回より悪いので納得いかず、また出場して良い結果を残したいと思いました」と、次回に向けての抱負を語っていました。

力強い眼差しの柴田叡治さん

柴田 選手・・・
 柴田叡治さんは「初めて大会に出場させていただき、大変良い経験が出来ました。これまで、サポートしていただいた皆さんに感謝しています。改めて、今大会を振り返ると、悔しいの一言です。本番では、とても緊張してしまい、時間ギリギリに完成するほどでした。全国の高いレベルを思い知らされ、まだまだ、実力・勉強不足を痛感しました。この大会で、自分の欠点も分かり、次回の大会に向け1年かけ克服し再度出直します。次こそは、納得いく作品を完成させ、皆さんに恩返しがしたいです」と、次回に向けての抱負を力強く語っていました。

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