大爆笑 笑うまちには福きたる

大澤前執行委員長がコント、正統派の落語は藪本元支部長

役員を務めた2人が舞台に立つ
 40度近くになった灼熱の7月13日(水)菱野団地にある、ひしのミナクル(憩いの場)で、「ミナクル寄席の会」が開催されました。司会兼前座で出演した大澤前執行委員長はトリオでコント、また藪本元支部長(旭瀬戸支部)は正統派の落語を披露しました。団地内の住民らが所狭しと押し寄せ、終始、笑い声が会場内に響き渡っていました。

元気のある菱野団地へ・・・
 瀬戸市南部に位置する大型住宅団地の菱野団地は、今から50年前、愛知県の経済発展に伴い、名古屋市や春日井市等への通勤圏、そして緑が多い立地から総合的ニュータウンとして整備されました。
 当時は、7,000戸・21,000人が入居するほど栄えていましたが、世帯分離が進むなど、年々入居者が減り、近年では12,000人ほどとなってしまいました。瀬戸市の人口の1割ほどが今なお生活しています。
 そこで、4年前「再び元気のある菱野団地」を取り戻すため、瀬戸市は住民とともに「菱野団地再生計画」を策定し、団地の魅力を高めることを目的とした住民主体の「未来の菱野団地をみんなでつくる会(みんなの会)」が発足されました。
 住民の皆さんが楽しく気軽に集える場所として、団地内の空き店舗を拠点に「ひしのミナクル」が開設しました。「ひしのミナクル」では、駄菓子屋・おしゃべりの場・キッズスペース・ミニ四駆コース等が設けられ、また、ミニコンサートや子供向けワークショップなど楽しい催しが定期的に行われています。

コント・落語の出演決定
 4月頃、瀬戸市ではちょっとした有名人の藪本さんは仕事のため、都市計画課へ出向いたところ職員から、熱烈な出演依頼を受けました。ここ数年、コロナの影響があり人前で落語を披露することもなかったので、久しぶりにやってみたいと思い、即承諾。1時間の持ち時間は、落語をするには長時間だったため、親友の大澤さんに出演の誘いをしました。

大澤前執行委員長がコントをする
 司会の大澤さんは、トリオ名「大澤家」として、特殊詐欺対策コントをやりました。
 黒縁メガネ姿の大澤さんは、大澤家の主であるお父さん役を務めました。また娘役と犯人役の2人は、都市計画課の職員が務め、ネタ作りも担当しました。息子のフリをする犯人と、大ボケをするお父さん(大澤さん)、そのボケに対しハリセンで鋭いツッコミをする娘、3人の駆け引きが大爆笑を起こしていました。3人集まっての練習は、わずか2回だけとは思えないほど、息がピッタリで所々台本にないアドリブを入れながら、会場内を沸かしていました。

落語を披露する藪本元支部長
 高座名を「あばらや匠」と称し、大須演芸場で披露するほどの実力の持ち主の藪本さんは、灰色の美しい着物をまとい舞台に上がりました。軽快なリズムで私たちを話の中に引き込んでいきました。演目を2つ披露し、1つは「粗忽長屋」。18番は、また次回、呼んでもらうために残しておき、2つ目は2番目に得意な「親の顔」。30分ほど続いた最後の落ちが話されると、会場内は一斉に大笑いと拍手が鳴りやまないほどの盛況ぶりでした。
 来場者からは、「落ちが良いね。笑ったよ」「楽しかった」等と、感想を話していました。

来場した大勢の皆さん
爆笑コントの様子


司会進行役も務めた大澤前執行委員長
熱の入る藪本さん



 

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