第43回定期大会開催【15.07.30】

組織人員最高現勢の早期回復を目指し、仕事と暮らし、建設国保を守ろう

 6月14日(日)、名古屋国際会議場(名古屋市熱田区)で全建愛知第43回定期大会が開催されました。総勢336名が参加し、「全建愛知/13,000人の組合目指して団結ガンバロー」と声高々に、新たな1歩を踏み出しました。

引き続き改善・改革を進める

 主催者を代表して挨拶する横山執行委員長
 主催者を代表して横山執行委員長より「第42期は新規加入者936名、脱退者655名、281名の実増となり組織人員は10,996名となりました。今期も『組合員1人が1人の紹介』をモットーとして、13,000人の組合を目標に組織拡大に取り組んでいきましょう」と、力強い挨拶があり、第43回定期大会は幕を開けました。

 多くの来賓の方々にお越しいただき、全建総連/勝野圭司書記長、中建国保/岩舘高志常務理事、連合愛知/土肥和則会長、大塚耕平参議院議員はじめ他6名の国会議員の方々より挨拶をいただきました。

 全体会議では、この1年の主な活動(第42期経過報告)・第42期決算報告・会計監査報告を行い承認されました。また、「支部総会への本部対応について」「今後の住宅リフォーム助成制度への取り組みについて」「後継者育成・組織活性化事業について青年部でイベントを企画してはどうか」などの質疑応答がありました。

 午後からは、私たちを取り巻く情勢と第43期運動方針案、予算案等提案については4分科会(第1分科会…社会保障対策部・労働対策部・賃金対策部、第2分科会…住宅対策部・技術対策部、第3分科会…共済福祉部・組織部・教育宣伝部、第4分科会…税金対策部・財政部)に分かれ、各専門部の運動方針案について討議を行い、全体会議の場で承認されました。

※第42期決算、第43期予算については組合で閲覧できます。

 その後、各表彰(組織拡大功労者表彰、組合功労者表彰、支部通信員表彰、永年勤続者表彰、特別表彰)が行われ、続いて役員改選の報告があり承認されました。

 最後に大会スローガン案を採択した後、廣石忠明青年部長の力強い団結ガンバローで、第43回定期大会は締めくくられました。

多くの来賓の方々からご挨拶をいただきました

全建総連/勝野圭司書記長
 建設産業をさらによい環境にするために、賃金・単価の引き上げが一部だけでなく、全ての地域・職種・現場に反映するよう取り組んでいきます。2014年度の新設住宅着工件数は約88万戸を超えたが5年ぶりの減少となりました。リフォーム市場は5.4兆円で、国は今後10年間で中古住宅等含め20兆円産業に拡大させる方針です。今後はいかにリフォームを元請仕事として確保していくかで建設業者は整理され、不良不適格業者は排除されていきます。国はリフォームの事業者団体に加入している業者を優良事業者の基準と打ち出す予定です。組合員の方の仕事確保のため今年4月に(一社)全建総連リフォーム協会を立ち上げましたので是非ご加入ください。
【全建総連/勝野圭司書記長】

 中建国保/岩舘高志常務理事
 27年度国保予算は現行補助水準を確保することが出来ました。ハガキ要請行動、国会議員要請行動のはじめとする皆さんの努力の成果と感謝します。また、前年度は中建全体で550人、愛知県支部においては250人以上の増勢を勝ち取っております。引き続き中建国保全体をけん引していただくようお願いします。特定健診では受診率が25年度は中建全体で平均54.85%でした。今年度は目標を65%としていますのでもうひと踏ん張りお願いします。新年度事業として保険証カード化、肺炎球菌予防接種補助の新設、アスベスト疾患の組合員の方が労災認定を受けられた場合は支部に対して一定額補助支援をしています。今後も組合員さんの負担は出来るだけ抑えていきながら、さらに魅力的な事業に積極的に取り組んでいきます。
【中建国保/岩舘高志常務理事】

 連合愛知/土肥和則会長
 公契約条例では、県に対し要請を行っていますが、様々な抵抗があり難航しております。現場で1番働いている人たちの保障がしっかりとされる条例をつくる為、今後も民主党県議団と連携をして取り組んでいきますので皆さんもご協力願います。派遣労働者の安定雇用、賃金確保など労働者派遣法改悪についても、将来こども・孫世代まで悪影響を及ぼさないよう取り組んでいきます。連合全体で現在684万人ですが目標とする1,000万人にはまだ及びません。今の政治を見ても数の力は大きいものです。国民世論を大きくして私たちの声を届けていきます。
【連合愛知/土肥和則会長】

 民主党愛知県連/大塚耕平参議院議員
 昨年末の急遽の衆院選及び先の統一地方選では、多大なご支援をいただきありがとうございました。今の国会の情勢は数の横暴とも言える驚くべき暴挙の連続であります。この状況を何としても止めなくてはいけません。我々も少数野党となっていますが何とか踏みとどまって再び皆さんと同じ方向を向いていい国づくりが出来るように頑張っていきます。公契約法についても全国的に統一的な動きが取れないのであれば愛知県、名古屋市としてどうしていくのか。団塊の世代が後期高齢者となる2025年以降は、年間約50万人ずつ人口が減少していく見通しで空家の問題が出てきます。空家についてもどう活用し、皆さんがどう関わっていくか。検討課題は多岐にわたりますが国政の大きな流れへの対応と共に皆さんが直面しておられる様々な課題に民主党県連でもご意見をいただき対応していきますのでよろしくお願いします。
【民主党愛知県連/大塚耕平参議院議員】

組合活動に貢献いただきありがとうございます

組織拡大功労者表彰

支部員数の実増(実増率上位5支部)
 西尾支部・東海支部・豊田支部・東支部・中村支部

支部員数の「10%以上の加入」
 中村支部・中川熱田支部・千種支部・西尾支部・守山支部・
 東海支部・中支部・豊田支部・東支部

組合功労者表彰

 花井 直樹さん(北支部)
 前田 昭南さん(南支部)
 山田 正巳さん(南支部)
 田村 良雄さん(南支部)
 玉井  智さん(南支部)
故平松 伸之さん(中村支部)
 米本 勝敏さん(西支部)
 岩田 里子さん(昭和支部)
 吉田 敏喜さん(千種支部)
 吉田 朝恵さん(千種支部)
 石黒 勲生さん(一宮支部)
 渡邉 博一さん(一宮支部)
 村井 一孝さん(一宮支部)
 梅田カツ子さん(名東支部)
 廣瀬 敏信さん(津島支部)
故豊嶋 弘己さん(春日井支部)
 長江 昭夫さん(春日井支部)
 中西 昌則さん(春日井支部)
 野田 眞次さん(中支部)
 鈴木 嘉之さん(尾北支部)
 瀧 さゆりさん(港支部)
 稲本 隆治さん(豊田支部)
 西島 健二さん(豊田支部)
 名倉 順一さん(岡崎支部)
 服部 弘平さん(海部支部)

支部通信員感謝状贈呈

 西原 進浩さん(北支部)
 酒井八代己さん(一宮支部)
 下平 敏一さん(緑支部)

永年勤続者表彰

 山田 綾乃さん(勤続10年)
 恒川 弘幸さん(勤続10年)

特別表彰

 吉田 淳子さん(岡崎事務所 勤続19年)
 小川貴美江さん(春日井事務所勤続16年)

分科会報告

第1分科会(社会保障対策・労働対策・賃金対策)

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参加/代議員・組合員参加・主婦の会44名、
   本部役職員18名、議長2名、
   来賓2名、計66名。
議長/石原 弘康さん(碧海支部)、
   伊藤 克彦さん(旭瀬戸支部)

 社会保障対策部では、代議員より、「特定健診の受診率50%は低すぎないか」との質問があり、大久保書記次長と松山社会保障対策部長より、「3年という短い期間で30%から50%に上がってきています。保険証交換時にご協力いただいた健診アンケートを集約中ですので、結果をもとに特定健診対策委員会で今後検討していきます」との答弁がありました。
 次に労働対策部では、代議員より、「アスベスト含有建物の解体が今後増加と想定されておりますが、解体に従事している組合員数を把握していますか。組合として周知・指導が必要と思います」との質問・要望があり、上野労働対策部長より「解体従事者の数は把握しておりませんが、組合としてアスベストを取り扱う怖さ等さらに周知・指導していきます」との、答弁がありました。
 最後に、賃金対策部では、代議員より「建設業退職金共済制度について、今後給付金や掛け金が変更の予定はあるか」との質問があり、戸田賃金対策部長より、「今後の情勢にもよりますが現在そういった情報はありません」との答弁がありました。
 これらの3専門部の運動方針案・予算案については、全会一致で仮承認を受け、本会議で報告されました。

第2分科会(住宅対策・技術対策)

 第2分科会.JPG
参加/代議員・組合員参加・主婦の会50名、
   本部役職員22名、議長2名、
   計74名。
議長/安江 紀一さん(長久手支部)、
   山本 幸男さん(豊橋支部)

 住宅対策部では、渡邉住宅対策部長より、新規入職者講習、住宅省エネルギー技術講習会、木材利用ポイント、省エネ住宅ポイントなど国土交通省等補助事業を活用した事業についての報告、続いて昨年9月に創設された住宅リフォーム団体登録制度についての報告がありました。最後に、住宅リフォーム助成制度について「尾北支部の取り組みにより一昨年度・昨年度に続き、今年度も扶桑町で助成制度事業が行われています。また、一宮支部の取り組みにより今年度は民間住宅の耐震改修補助限度額が拡充されました。本部でも、各支部役員を対象に事助成制度を創設した実績のある県連・組合等を講師に招き、助成制度創設に向けた取組方法等についての学習会を開催していきます」などの報告・提案がありました。
 技術対策部では、曾我技術対策部長より、「2017年度には全国青年技能競技大会が愛知県で開催される予定であり、今年度より3年間で入賞に向けた選手育成に取り組みます。また、技術・技能の伝承を念頭に学校教育などの現場に参加し、子どもたちに興味を持ってもらうことで、未来の職人の育成を推し進めていきます。」などの報告・提案がありました。
 これらの2専門部の運動方針案・予算案については、全会一致で仮承認を受け、本会議で報告されました。

第3分科会(共済福祉・組織・教育宣伝)

 第3分科会
参加/代議員・組合員参加・主婦の会40名、
   本部役職員21名、議長2名、
   顧問1名、計64名。
議長/石黒 勲生さん(一宮支部)、
   板東 司士さん(天白支部)

 共済福祉部では、代議員より、「小学校入学祝金の給付率はどれくらいか。制度を知らない人はいないのか」との質問があり、山﨑共済福祉部長より、「扶養家族・対象者を把握できないので給付率は算出できません。4月号の機関紙に申請書を同封し、全体に周知している」との答弁がありました。
 次に、組織部では、代議員より、「愛知県東部エリアでの組織拡大について教えてください」との質問があり、近藤組織部長より、「野立て看板設立や三河地区の社労士事務所へのDM発送、豊橋事務所の軽自動車へのラッピング等検討しています」との答弁がありました。
 最後に、教育宣伝部では、代議員より、「新人支部通信員さん用に書き方見本等マニュアルを配布してはどうか。スマホ用の組合HPは作らないのですか」との質問があり、嶋﨑教育宣伝部長より「マニュアルがあるとみんな同じ様な文章になってしまうのであえて作っておりません。HPについては予算的なことも併せて今後検討していきます」との答弁がありました。
 また、「執行委員会の報告書は協議した内容をしっかりとした表現で記載してほしい」との要望がありました。
 これらの3専門部の運動方針案・予算案については、全会一致で仮承認を受け、本会議で報告されました。

第4分科会(税金対策・財政)

 第4分科会
参加/代議員・組合員参加・主婦の会50名、
   本部役職員14名、議長2名、
   計66名。
議長/小池 教一さん(瑞穂支部)、
   中西  馨さん(春日井支部)

 税金対策部では服部税金対策部長より、「今期も確実な景気回復と庶民の仕事と暮らしに配慮した税制の実現を目指し、地元国会議員要請行動や、東海地協と協力した街宣行動に積極的に取り組んでいきます。また、消費税や白色・青色申告記帳など税に関する各種講習会を開催し、日程案内など機関紙・HP・DMを活用し、少しでも多くの組合員に受講していただけるよう努めていきます」などの報告・提案がありました。
 財政部では、第43期予算案・運動方針案が青井財政部長から提案され、代議員より、
「?支部行事開催後の補助金申請期間2カ月を延長してほしい」「?青年部活性化の為、後継者育成助成金とは別に補正を組んででも予算化してほしい」「?現在、組合員からの保険料等の預かり金は、利息の付かない元本保証型決済性預金としているが、銀行の経営状態も回復していることから普通預金や定期預金に預けてはどうか」の質問・意見がありました。青井財政部長より、「?現状通り2カ月でお願いします」「?検討します」「?2年前の財政部会でも検討しましたが、組合員の大切なお金ですので現状のままとなっております」との答弁がありました。
 これらの2専門部の運動方針案・予算案については、全会一致で仮承認を受け、本会議で報告されました。

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