全建総連 第55回定期大会【14.12.03】

次世代へつなげる業界に

 全国の仲間 1,427名が参加
 「組織増勢の力で建設国保を守り、賃金・単価引き上げを勝ち取り、魅力ある建設産業にしよう」をメインスローガンに掲げた全建総連第55回定期大会が、リンクステーションホール青森(青森県青森市堤町)を主会場に10月15日(水)~17日(金)の3日間開催され、53県連・組合、1,427名(全建愛知より19名)が参加しました。

 主催者を代表して全建総連/三浦中央執行委員長から「この1年間、全建総連は、建設労働者・職人の賃金・単価引き上げ、法定福利費の確保、社保未加入対策と組織拡大を最重点に位置付け、取り組みを強めてきた。引き上がった設計労務単価を公共工事だけでなく、民間や住宅建設現場にも行き渡らせるため、さらなる取り組み強化が必要。組織拡大では六月の基本調査で、61万1,189人となり、七年ぶりの組織増勢を果たした。全国の仲間の奮闘に、心から感謝と敬意を表したい。」と挨拶がありました。

 続いて開催組合の青森県連/山口会長をはじめ、青森県知事・青森市長・来賓からの挨拶を受けました。

 1日目の本会議では、全建総連/勝野書記長と貴田財政部長からそれぞれ、第54年度の経過報告、財政決算報告、第55年度の運動方針案提案、予算案提案がありました。

 54期に設置された「建設政策検討委員会」について、全建総連/清水書記次長より、1.建設産業の現状と政府の政策動向について全建総連として共通認識の形成、2.中期的な運動の重点課題の整理・検討 3.それを担う組織的課題の検討を行うことの3点に基づいて検討したと報告されました。

 その後、51人の大会表彰と第30回青年技能競技大会で上位入賞を果たした6人の選手、金賞受賞組合が表彰されました。

 2日目は専門部ごとに10の分科会に分かれて議案を討議しました。

 最終日の3日目は、各分科会の報告・運動方針案・予算案の採決が行われ、満場一致で承認されました。

 その後、大会スローガン・大会宣言が採択され、最後に団結ガンバローで大会は幕を閉じました。

 第55年度の新役員挨拶では、再任された三浦中央執行委員長が代表して「新役員一同協力し運動していく。組織の増勢で今以上の活発な運動が展開できればと思っている」と述べるとともに「建設国保をはじめとする予算確保、賃金、労働環境等要求しなければならないこともたくさんある。仕事とは現場あってのもので、その現場から技術が人へと伝わっていくものだ。職人を目指す若い人たちが安心して入職し、継続して働ける現場環境を作らなければならない」と決意を述べました。

 全建愛知からは、中央執行委員として横山貢執行委員長(教育宣伝部所属)・井上大輔書記長(共済福祉部所属)の2名が再任され、新執行部が誕生しました。全建総連は、新年度の第55期へ歩み出しました。

 今後の組合運営に、より一層のご理解ご協力をお願いいたします。

実増を勝ち取る 組織拡大表彰第9位

 受賞を喜ぶ近藤組織部長
 定期大会2日目。組織(第八)分科会にて、組織拡大表彰が行われました。
 
 昨年7月から今年6月末までの1年間での実増が、拡大表彰の基準になります。

 今回28の県連・組合が実増を勝ち取る中、全建愛知は年間実増数231人(年間実増率2.19%、第9位)と大きく組合員を増やし表彰されました。組合を代表して表彰状を受け取られた近藤組織部長に、喜びの声をいただきました。

 「このような賞をいただき大変うれしく思います。これも組合員さんやご家族、役員さんの日ごろの組織拡大行動の賜物だと思います。改めてお礼申し上げます。この9月から11月は組織拡大強化月間として、拡大出陣式を皮切りに活動家育成学習会やメディアを使った広報活動、各支部による組織拡大行動と力を注いできました。今後も運動の力を緩めることなく、13,000人の組合を目指して頑張ります。

 みなさん、これからも力を合わせていきましょう」

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