技術研修会 東本願寺阿弥陀堂修復工事【14.03.27】

100年前の職人の仕事に驚き

説明に力がはいる寺院担当者
 2月13日(木)、技術対策部主催の技術研究会を行いました。

 今年は、京都府にある東本願寺の阿弥陀堂および御影堂門の修復工事現場にお邪魔し、参加者25名で研修を行いました。

 受け入れていただいた東本願寺には多大なご配慮をいただき、阿弥陀堂の工事現場では素屋根内部での見学をさせていただくことができました。

 素屋根内部では、お堂の屋根に手が届くような場所で見学するとともに、修復工事の寺院側ご担当様の説明を受けることもでき非常に内容の濃い研修となりました。

熱心な説明を聞く参加者
 阿弥陀堂に掛かる素屋根の上からは、平成18年に研修を行った御影堂の屋根や懸魚、装飾などを間近に見ることができ、以前の研修にも参加をしていた方からは「今、進められている工事と以前に見学した建物の完成形の両方が見学できて満足した」などの感想をいただくことも出来ました。

 その他、御影堂前の工事についても囲いの中に入り、これから手を掛けていく門の状況などを見させていただきました。

 100年前の職人の仕事に敬意を払いつつ、現代の最新技術も取り入れて進められている工事現場を見学できたことは、職人の1人として非常に学ぶものが多い研修でした。

 来年以降も技術対策部一同でいろいろな研修を企画していきたいと思いますので、ご協力よろしくお願いします。
【曾我辰也技術対策部長 記】

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