24名の笑顔【08.11.26】

いす作り体験教室

熱心に指導する梅田技対部長(左)
 愛知県では、人材育成プログラムの一環として、「技能体験教室」と題し、小中学生を対象に、子どもたちにモノ作りの関心を高めることを目的に、職業意識を養いながら、熟練の職人から技術指導を交えた授業を昨年から実施しています。

 技術対策部では、10月24日(金)、一宮市立尾西第二中学校にて、2年生の生徒24名を対象にいす作り体験教室を開催しました。

 指導に当たったのは、梅田技術対策部長はじめ、部員4名と書記局員五名。総勢10名です。

 当日は、2年生約140名が、全建愛知のいす作り教室の他、和菓子・日本料理・座布団作りに分かれ、その道の職人から技術指導を受けていました。

 いす作り教室では、あらかじめ用意された材料を前に、梅田部長等からの指導のもと作業が始まりました。

 まず、土台となる座いす部分から組み立て、その後背もたれの先端の加工などをしました。

 お昼休憩では、生徒と一緒に給食をいただきました。

 午後からは、午前中の遅れを取り戻すため、指導者や生徒たちも顔つきが変わり、必死に作業する姿と、熱の入った指導をする部員の額にも大粒の汗が見られました。

 悪戦苦闘しながら作業する生徒も、夕方になると次第に形が整いだしました。

 終わってみれば、全員無事完成することができ、教室内は生徒24名の笑顔がこぼれていました。

 夢中に作業する生徒の姿と、完成したときの喜びは、とても純粋なものでした。指導に当たった、部員もとても満足気でした。

 今後も技術対策部は、モノ作りの喜びを1人でも多くの生徒に実感してもらうため、学校教育に力を入れて行きます。

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