技術研修会開催 国宝建築物を見学しました
2月24日(日)~25日(月)技術対策部主催の技術研修会が開催され、富山県にある職藝学院・瑞龍寺・東岩瀬の町並見学へ総勢29名参加しました。
当日は、底冷えするほどとても寒い天候でしたが、車中は寒さを忘れるほどの熱気の中、名古屋を後にしました。
参加者全員の高鳴る胸を抑えながら、時より雪がチラつくこともありましたが、バスは順調に高岡市に向かい、国宝瑞龍寺へ到着しました。
10数年、瑞龍寺の現場責任者を務めた、上野先生のきめ細かい説明をいただき、参加者の皆さんは私たちの諸先輩方が作り上げた技術の素晴しさに関心していました。
その後、富山ライトレール(路面電車)に乗り、東岩瀬へ向かいました。
この町は、職藝学院の卒業生などが上野先生の指導のもと、ムク材を使用して復元に至りました。
2日目は、職藝学院へ向かい、池崎先生から学院の概要の説明を聞きました。
総勢百人の職人の卵たちの育成の場で、2年ほど大工コースや造園コースへ入り、技術や知識そして職人としての心構えなど身に付けるため、真剣な眼差しで授業を受けていました。
また、実習校舎では、規矩術の説明や庭園を見ることができました。
2日間の、技術研修会も終りも近づき、参加者の方からは、「たいへんいい技術研修会でした。普段、体験することのできない、舞台裏側を見ることができ、とても満足しています。次回も、参加したいです」などと、多くの参加者から喜びの声をいただくことができました。
【梅田技術対策部長 記】