労働対策部「熱中症にご注意ください」

熱中症とは…

高温多湿な場所の作業では、体内の水分や塩分のバランスがくずれ、体温調整機能がうまく働かなくなり、熱中症になることがあります。熱中症は、体内に熱がこもることによって、めまいや筋肉痛、吐き気、さらには、けいれんなどを起こし、死亡することもある病気です。

死傷災害の発生状況…

職場での熱中症による死亡者及び休業4日以上の業務上疾患者の数は、2023年に1045人となっています。うち死亡者数は28人となっています。

2019年以降の業種別の熱中症の死傷者数をみると、建設業879件、次いで製造業835件で多く発生しています。2023年の死亡災害については、建設業において11件と最も多く発生しています。

月別発生状況では、全体の8割以上が7月及び8月に発生しています。

時間帯別発生状況では、15時台が最も多く、次いで11時台が多くなっています。また、日中の作業終了後に帰宅してから体調が悪化して病院へ搬送されるケースもあります。

予防法は…

熱中症予防行動のポイントは次の通りです。

  1. 暑さを避けましょう
  2. こまめに水分補給しましょう
  3. 日頃から健康管理をしましょう
  4. 暑さに備えた体作りをしましょう

労災保険の可能性も…

熱中症はケガでなく内部からの不調による病気のため、健康保険証を使用して治療を受ける方が多くいらっしゃいます。一概には言い切れませんが、現場作業が原因で熱中症になったケースであれば労災保険を使用する必要がありますので、熱中症になったときは、「(1)に病院受診、(2)に組合へ連絡」していただくようお願いします。

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