鈴木執行委員長 新年のご挨拶

執行委員長 鈴木貴雄

 組合員の皆様方に於かれましては健やかに新春を迎えられたことと、お慶びを申し上げます。日頃は、組合活動にご理解とご協力を頂きましてありがとうございます。

 コロナウイルス感染は第八波を迎え未だに収束が見えない状況にあります。組合活動に於きましても各会議等をリモート併用での開催や状況により書面で行われ、支部レクリエーションに於いては開催に制限が掛かるなど、厳しい状況が続いております。引き続き感染対策を講じながら活動並びに運営を進めていきたいと考えております。

 そうした状況の中、組合の組織人員は14,600人を超え最高現勢を更新しております。これもひとえに組合員皆様方のご尽力と感謝申し上げます。

 さて、本年の干支は「癸卯(みずのとう)」、癸は「物事の終わりと始まり」また、卯は「冬の門が開き、飛び出る」という意味があると言われています。コロナウイルス感染が収束し、新たなライフスタイルが始まることを願うものであります。

 私どもの業界は、働き方改革に示された時間外労働の上限規制が2024年4月に施行されることから、その準備を図る最後の年となります。また、既に施行がなされております石綿関連法令改正による一定規模以上の工事に係る調査、報告についても罰則規定が設けられ、既に適用がなされた事例も報告されております。その他、適格請求書等保存方式(インボイス制度)の在り方等に於きましても未だに議論がされている状況と聞いております。

 技能者の地位向上・処遇改善を図るために進められております建設キャリアアップシステム(CCUS)につきましては、登録技能者は、100万人を超え概ね技能者の3分の1が取得した状況があります。

 そして、2025年に予定されております建築基準法の改正、特に省エネ関係法令や構造基準の改正に伴う4号特例の見直し等が進められております。課題も多く山積している状況でありますが、早期の情報発信を図ってまいりたいと考えております。

 社会保障関連では、本年、介護保険の見直しが検討される中、中建国保に於きましてはコロナウイルス感染拡大に伴う医療費、コロナ傷病手当金及び保険料の減免の支出により、大幅な値上げが想定されることから、引き続き国保組合に対する補助金の現行補助水準の確保を目指し、地元国会議員要請行動やハガキ要請行動等による取り組みを進めてまいります。

 厳しい状況が続いておりますが、本年も皆様方の益々のご健勝とご多幸をお祈りしつつ、引き続きのご支援を賜りますようお願い申し上げます。共に頑張りましょう。

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