熱中症にご注意ください

熱中症とは?
 高温多湿な場所の作業では、体内の水分や塩分のバランスがくずれ、体温調整機能がうまく働かなくなり、熱中症になることがあります。熱中症は、体内に熱がこもることによって、めまいや筋肉痛、吐き気、さらには、けいれんなどを起こし、死亡することもある病気です。

死傷災害の発生状況・・・
 熱中症による死亡者及び休業4日以上の業務上疾病者の数は、令和3年は547人となりました。うち死亡者数は20人となっており、過去3年の状況では死傷者数・死亡者数ともいずれの年よりも下回りましたが、業種別では建設業、次いで製造業で多く発生し、死亡災害では、建設業が最も多く発生しています。

予防法は?
 新型コロナウイルスの出現に伴い、感染防止の基本である身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い「三密(密集、密接、密閉)」を避ける等の「新しい生活様式」が求められています。このような、「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントは次の通りです。
①暑さを避けましょう
②適宜にマスクを外しましょう
③こまめに水分補給しましょう
④日頃から健康管理をしましょう
⑤暑さに備えた体作りをしましょう

労災保険の可能性も ・・・
 熱中症はケガでなく内部からの不調による病気のため、健康保険証を使用して治療を受ける方が多くいらっしゃいます。一概には言い切れませんが、現場作業が原因で熱中症になったケースであれば労災保険で対応する必要がありますので、熱中症になったときは、「①に病院受診、②に組合へ連絡」していただくようお願いします。

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