皆さん、興味深く見入っていました
桜が5分咲きの3月24日(水)、津島市にある浄土宗西山禅林寺派「宝泉寺」の建替え工事を組合員さん15人で見学させていただきました。
「旧本堂は江戸時代後期に建設され、明治期に濃尾地震で半壊し、当時5ヶ月で再建されたものの、近年は傷みがひどく耐震基準も満たしていないため、今回の建替えとなった」と伊藤信道住職より、ご説明をいただきました。
そのあと、設計施工を担当した亀山建設さんより現場をご案内いただき、欅、桧など多くの樹種を使った、柱、梁、はねぎは大変大きな材料で迫力のあるもので、天井を張る前といういいタイミングで詳しく拝見することができました。構造は、大学と実証実験などで検討しているという説明でした。
次に瓦を葺き終わったばかりの屋根レベルまで上がり、同社が一番こだわったという茅負のカーブ(反り)を確認することができました。皆さん、木造の寺を新築することは珍しいので、興味深く研修ができたと喜んでいました。
その後、一部の人は、津島ガイドボランティアの案内で、町並み、天王川公園、堀田家住宅、津島神社をまわり好天で春真っ盛りの津島市の技術研修会を終えました。
身近に、こんな素晴らしい街があることを再確認しました。皆さんも、ぜひ訪ねられたらいかがでしょうか。
なお、宝泉寺さんの落慶は来年春で、盛大な落慶式となることをお祈りします。
【尾崎武寛 記】