あなたの体に潜む静かなる時限爆弾
組合では、石綿健康調査に同意をいただいた組合員本人とその配偶者を対象に胸部X線写真の再読影を行い、その結果、肺にアスベストの所見がある方には面接指導をしています。
平成29年4月から11月の間に集団健康診断や契約健診機関等で受診されて同意をいただいた1,294名中、13名の方が面接指導の対象となりました。この内5名の方と前回の面接指導(平成29年7月開催)の欠席者2名の方が、1月28日(日)全建愛知会館で、愛知医科大学/柴田教授、岡島医師、愛知学泉大学/久永教授、名古屋市立大学/上島教授による面接指導に出席されました。
面接指導では、出席者の既往歴や石綿作業等の職歴の聴き取り、胸部X線写真からアスベストによる所見を確認し、経過観察または医療機関紹介(二次健診)の診断を行い、今後の健康管理について指導しました。
間接曝露の可能性も
アスベストの使用が全面的に禁止された平成18年頃まで多くの建材にアスベストが使用されていました。そのため、知らないうちにアスベストが含まれる建材を使用していたり、同じ現場で他人の作業によるアスベスト粉じんを吸い込んだ可能性があります。また、アスベスト関連疾患検査につきましては、一度検査を受けて所見がなくても、肺の状態は変化していく可能性も十分考えられますので、毎年健康診断を受診していただきますようお願いいたします。
毎年検査を受けましょう
今年も、アスベスト面接指導を実施する予定です。アスベスト関連疾患検査を受けられていない方は同意書を提出していただき、健康診断を併せて受診していただきますようお願いいたします。
問合/アスベスト対策事務局までご連絡ください。