9年ぶりの予算増額勝ち取る ~国保組合予算~【17.01.27】

2017年度予算案閣議決定

 政府は平成28年12月22日、2017年度政府予算案を閣議決定しました。

 一般会計総額は97兆4,547億円と2016年度当初予算比で7,329億円増と5年連続で過去最大となりました。一般会計の歳出から国債費を差し引いた政策経費は73兆9,262億円で新規国債発行は34兆3,698億円で医療11兆5,010億円・年金11兆4,831億円等となっています。

現行補助水準を維持

シュプレヒコールで訴え東京駅まで行進(中央総決起大会)
 2017年度国保組合関係予算の総額は2,952億8,000万円と前年度予算より9億円増となりました。予算総額の増額は2008年度以来9年ぶりとなります。(1)国保組合の被保険者数を1.4%減の279万8,000人と積算したこと、(2)高額薬剤の伸びに見られる医療費を2.7%増として一人当たり医療費を20万3,469円(前年比5,346円増)と積算したことにより全体として現行補助水準の維持の見通しは出来ていると厚労省は説明しています。

 社会保障関係費における高齢化に伴う自然増の抑制をはかる計画の2年目において、政府2017年度予算策定に関して厳しい査定が見込まれる情勢の中、高額医療費共同事業補助金をはじめとした裁量的経費10%削減の中で、2016年度予算比増額確保と一人当たり医療費の伸びを見込み、概算要求時より2.7%増を見込ませて現行補助水準の到達を築くことが出来ました。

仲間の声が届いた

ご協力頂いた24,181枚(冬のハガキ要請行動)
 2017年度についても現行補助水準を確保できたのは、(1)現行補助水準の確保、(2)医療保険制度一元化反対、(3)健保適用除外措置見直しを建設国保を守る主要3課題と位置付け、全建愛知組合員と家族をはじめ、全国の仲間による夏と冬のハガキ要請行動や予算要求中央総決起大会、国会議員への要請など、地元及び中央に対して継続的に運動を進めてきた成果です。改めて感謝申し上げます。

 今後も、全国の仲間と共に予算要求運動に全力で取り組んでいきますので、ご協力お願いいたします。

2017年度国保組合関係予算案

◎療養給付費等補助金
 ・定率補助
    1840.2億円 (前年度比 ▲22.4億円)
 ・調整補助金(普通+特別)
    1039.5億円 (前年度比 +30.4億円)
◎出産育児一時金補助金
     21.5億円 (前年度比 + 0.7億円)
◎高額医療費共同事業補助金
     22.6億円 (前年度比 + 0.4億円)
◎事務費負担金
     23.2億円 (前年度比 ▲ 0.4億円)
◎特定健診・保健指導補助金
       5.7億円 (前年度比 + 0.2億円)
合 計
    2952.8億円 (前年度比 + 9.0億円)
※項目毎に四捨五入しています

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