本願寺岐阜別院修復とうだつの街
技術対策部・技術研修会を平成28年2月17日(水)に開催いたしました。
今回は総勢33名にて、本願寺岐阜別院修復とうだつの街の見学をしました。
最初の見学先である本願寺岐阜別院は空襲での焼失後、昭和26年に再建されたものであり、瓦の葺き替え、小屋組の補強、垂木等部材の取り替えをする本堂屋根修復や基壇や土塗り壁、木製面格子の設置などの耐震補強工事などをしています。見学時において外部足場は外されており、内部での耐震補強や本堂内陣の彩色や漆塗り作業が行われていました。材木の色の違いで補強部は一目瞭然で装飾も兼ねた作りとなっていました。ガイドの方も寺の沿革から工事の経過まで丁寧な説明をしてくださいました。
昼食を済ませ午後からは美濃市へ移動し、うだつの街の見学をしました。ここでもガイドの方の説明のもと街並み建物の説明を受けました。中でも旧今井家住宅は美濃市で最も古いうだつが上がり、間取りは市内最大級となっています。天井からの高さが約3mある明りとりもつくられており、庭には環境省が選んだ「日本の音風景100選」にも選ばれた水琴窟が美しい音色を奏でていました。参加した組合員の皆さんからも鋭い質問があり、ガイドの方を唸らせていました。
朝方、岐阜では雨が降ったようですが見学の間は天気にも恵まれ、無事名古屋に戻ってくることができました。来期も技術対策部一同でいろいろな研修を企画していきたいと思いますので、ご協力よろしくお願いします。
【大谷書記】