名古屋の歴史を訪ねて
主婦の会では、健康増進を目的に名所旧跡をめぐるウォーキングを毎年行っています。
9月24日(水)に伝統とお洒落な街並みが入り混じる日泰寺参道を舞台に18名の幹事が地下鉄覚王山駅出口に集まりました。
日泰寺に隣接する揚輝荘は、大正から昭和初期にかけて(株)松坂屋の初代社長15代伊藤次郎左衛門祐民によって構築された別荘です。
かつては迎賓館、社交場として華やぎ、国際的なコミュニティを形成した場所でもありました。
平成20年には5棟の建造物が市指定有形文化財に指定されています。
揚輝荘北園にある伴華楼(ばんがろう)は鈴木禎次氏の設計により尾張徳川家ゆかりの座敷に洋室等を加えた建築です。
床に施された寄木細工や飛鳥時代の古代瓦が埋め込まれた暖炉・屋久杉で作られた2枚合わせの欄間など、ボランティアガイドの川井さんと井上さんの説明に幹事の皆さんはすっかり感心していました。
参加者した幹事さんは「前々から訪れたいと思っていましたが、こんな素晴らしい建物や庭園とは知りませんでした。紅葉で赤く染まったお月見の会のときに是非また来ようと思います」と、話していました。
その後池下駅方面に下り、ヘラルドグループの創業者で初代館長である古川為三郎氏が収集した美術品コレクションを展示した古川美術館を拝観しました。
お昼過ぎまでみっちりと、覚王山の文化を探索しながらのウォーキングでした。
心配していた台風もそれほど影響なく、心地よい曇り空の下、参加された幹事さんは皆とても満足な様子でした。