全建愛知第40回定期大会開催 No.2【12.07.25】

厳しい時こそ力を合わせ13,000人の組合を目指し、組織拡大、建設不況打開、建設国保を守ろう

 
 「厳しい時こそ力を合わせ13,000人の組合を目指し、組織拡大、建設不況打開、建設国保を守ろう」をメインスローガンに掲げて、6月24日(日)名古屋国際会議場(名古屋市熱田区)で全建愛知第40回定期大会を開催しました。
 
 総勢317名が出席し、「全建愛知/13,000人の組合目指して団結ガンバロー」と、誓い合いました。

更なる飛躍を目指して

 
 主催者を代表して山田執行委員長より「組織人員維持に対し、非常に厳しい状況ですが、組合未加入建設労働者は、まだまだ沢山います。更なる組織拡大行動にご協力お願いします」と、力強い挨拶があり、第40回定期大会は幕を開けました。

 また、多くの来賓の方々にお越しいただき、全建総連古市書記長・中建国保石田常務理事・連合愛知神野会長、赤松広隆衆院議員はじめ国会議員の方々より挨拶をいただきました。

※各来賓挨拶の詳細については下記に掲載

 全体会議では、この一年の主な活動、経過・第39期決算報告・会計監査報告を行い、質疑はなく承認されました。

 午後からは、私たちを取り巻く情勢と第40期運動方針案、予算案等提案については、4分科会(第1分科会…社会保障対策部・労働対策部・賃金対策部、第2分科会…住宅対策部・技術対策部、第3分科会…共済福祉部・組織部・教育宣伝部、第4分科会…税金対策部・財政部)に分かれ、各専門部の運動方針案について討議を行いました。

 再開された全体会議では質疑はなく満場一致の拍手で承認されました。

※各分科会の詳細については下記に掲載

 その後、各功労者表彰(組織拡大功労者表彰、組合功労者表彰)、支部通信員感謝状贈呈(下記掲載)が行われ、続いて役員一部改選の報告があり、執行委員の追加および交代が承認されました。 

 最後に大会スローガン案を採択した後、杉浦青年部長の力強い団結ガンバローで、第40回定期大会は締めくくられました。

第1分科会(社会保障対策・労働対策・賃金対策)

第1分科会
参加/代議員・組合員参加・主婦の会39名、本部役職員26名、来賓1名、計66名。
議長/赤川幸三さん(小牧支部)、田中定夫さん(西支部)

 社会保障対策部では、大澤社会保障対策部長より、「2012年度国保組合に対する補助金は総額で3,222億3,000万円(対前年度比29億円減)確保できました。予算をめぐる厳しい状況の中で、現行補助水準確保の見通しとなったことは、皆さんのご協力の賜物であり、今後もハガキ要請行動等にご協力いただきたい」などの報告・提案がありました。

 次に労働対策部では、上野労働対策部長より、「泉南アスベスト訴訟と首都圏建設アスベスト訴訟横浜地裁の不当判決について。泉南訴訟の第一陣・第二陣は国の責任を認めましたが、第一陣は二審の大阪高裁で逆転敗訴となり、首都圏建設アスベスト訴訟でも原告敗訴の判決となりました。石綿関連の法律改正では、認定基準や労災保険診療費の改定があり、今後もアスベスト問題に取り組んでいきます」などの報告・提案がありました。

 最後に、賃金対策部では、田口賃金対策部長より、「公契約条例は、千葉県野田市、政令指定都市の川崎市、多摩市、相模原市で制定しました。私たちの愛知県でも、議会で安藤県議より早期に制定すると提言しました。今後も意見書の採択されていない自治体への取り組みをします」などの報告・提案がありました。

 これらの3専門部の運動方針案・予算案については、全会一致で仮承認を受け、本会議で報告
されました。

第2分科会(住宅対策・技術対策)

第2分科会
参加/代議員・組合員参加・主婦の会49名、本部役職員18名、計67名。
議長/荻上高利さん(中支部)、浜田利幸さん(津島支部)

 住宅対策部では、鈴木住宅対策部長より、「地域型住宅ブランド化事業について、今までの事業では個々の事業者が補助申請を行えば交付を受けることができましたが、今年度の事業では地域で作る団体でなければ申請することができず、申請時に団体名簿に登録がされていることが条件です。組合単体で行うこともできないため、建団協などと協力しながら、国や全建総連の動向に従い準備を進めていきます。現在の公募状況は、592グループ・14,494社(重複あり)、全建愛知組合員の参加状況は設計七社・施工19社です。また、建設業に従事する方を対象とした講習会を開催を検討しています」などの報告・提案がありました。

 技術対策部では、曾我技術対策部長より、「青年技能競技大会では、青年組合員の技術・技能の向上を目指す一環として四方転び踏み台を課題に競技しています。今期も講習会を開催し、講師の指導のもと、大会に出場予定です。今後も、講習会及び技能競技大会にご理解ご協力お願いします。また、毎年、伝統的な技術の修得を目的とした技術研修会を開催しています。前期は、姫路城大天守修理を見学し、匠の技を見ることができました」などの報告・提案がありました。

 これらの2専門部の運動方針案・予算案については、全会一致で仮承認を受け、本会議で報告されました。

第3分科会(共済福祉・組織・教育宣伝)

第3分科会
参加/代議員・組合員参加・主婦の会49名、本部役職員20名、来賓1名、計70名。
議長/大竹一弘さん(千種支部)、山﨑淳司さん(緑支部)

共済福祉部では、山﨑共済福祉部長より、「AIJをめぐる不祥事に関して国民年金基金や年金共済まごころは、AIJ投資顧問への運用の委託は一切していません。また、組合共済制度は、組合加入の大きなメリットの役割を果たしています。今後もより良い制度内容への追求に努めていきます」などの報告・提案がありました。

 次に、組織部では、近藤組織部長より、「様々な活動により、718名の新たな仲間が加入し、925五名の仲間が脱退しました。建設不況は深刻さを増し、大きな転換期を迎えています。働きがいと適正な賃金を取り戻すことが重要課題です。また、組合結成40周年を記念し、10月の1ヵ月間、加入金無料キャンペーンを実施します。新規組合員加入のきっかけにしてください」などの報告・提案がありました。

 最後に、教育宣伝部では、横山教育宣伝部長より、「組合の機関紙キャロットが全建総連主催のコンクールで入賞しました。今後も、組合員の皆さんに親しまれる機関紙づくりを心掛けていきます。また、最新の情報を瞬時に見ることができる組合のホームページも大いに活用してください」などの報告・提案がありました。

 これらの3専門部の運動方針案・予算案については、全会一致で仮承認を受け、本会議で報告されました。

第4分科会(税金対策・財政)

第4分科会
参加/代議員・組合員参加・主婦の会51名、本部役職員21名、来賓1名、計73名。
議長/岡田茂樹さん(豊橋支部)、堂満秀幸さん(海部支部)

 税金対策部では服部税金対策部長から第40期運動方針案提案後、代議員より、
(1)「各種税金講習会の受講者数」
(2)「税金申告学習会での個人情報の取り扱い」の質問があり、
 服部税金対策部長より、
(1)「消費税基本講習会は6名、税金学習デーは13名他」
(2)「個人情報は、適切に管理しています」との、答弁がありました。 
    
 財政部では、第39期決算・第40期予算案・運動方針案が、片山財政部長から提案され、代議員より、
(1)「一斉積立預り金収支報告の預り利息はどんな運用をしているか」
(2)「宣伝活動費・自動引落運営費の按分の変更」
(3)「中建国保40期予算案の支出の部で、通信費が39期決算額と比べかなり増えているが、今期行われる予定の資格調査のための増額ととらえていいか」の質問があり、
 片山財政部長より、
(1)「利息計算については東海労働金庫で行っており、積立金の利息分として組合員の方々へお返ししています」
(2)「実際の費用割合としました」
(3)「資格調査のため、郵送物の発送費を見込んでいる」との、答弁がありました。

 これらの2専門部の運動方針案・予算案については、全会一致で仮承認を受け、本会議で報告されました。

表彰された方々おめでとうございます

組織拡大功労者表彰を受ける野田支部長(左)
◎組織拡大功労者表彰
 中支部
 瑞穂支部
 東海支部
 中川熱田支部
 守山支部

◎組合功労者表彰
 佐藤勝弘さん (港支部)
 故宮脇晴男さん(南支部) 
 田村広子さん (南支部) 
 故竹元正一さん(瑞穂支部)
 故竹元英義さん(瑞穂支部)
 藤田道春さん (一宮支部)
 宮地秀雄さん (春日井支部)
 故中世古ゆかりさん(春日井支部)

◎機関紙最多投稿者感謝状贈呈
 青木 繁さん (西支部)
 佐藤伸吾さん (津島支部)
 野田眞次さん (中支部)
 保科すみ子さん(天白支部)

 受賞された皆さん、おめでとうございます。
 今後のご活躍、心よりお祈り申し上げます。

全建総連 古市良洋書記長

全建総連 古市良洋書記長
 東日本大震災への支援では、皆様の心温まるご協力ありがとうございました。この1年間、カンパや生活物資の支援など様々な支援をいただきました。

 その中、国土交通大臣等から地域のの住宅再建について依頼があり、全建総連は全力で取り組んだが、被災の県に出向くと仮設住宅の建設発注済みである、とのことでした。

 よって、県等へ何度も交渉をした結果、福島県で応急の木造仮設住宅を建設することができ、延べ七千人の組合員が工事に携わることができました。

 これを機に、災害時には県と災害協定を結び対処する取り組みが行われ、既に愛知県でも災害協定を締結しましたが、被災に対処していきたいと考えています。

中建国保 石田克博常務理事

中建国保 石田克博常務理事
 約50年の歴史を刻んできた中建国保ですが、社会保障の給付はほとんどが7割になっています。

 そこで、中建国保の魅力づくりが問われるところです。

 今後は、健診医療・アスベスト・共済事業の3つが中心になってきます。

 国保組合としての保険者機能をどのように発展させ示していくか。

 私たちと切り離せない、健康の中でのアスベスト。

 健診事業を充実させ、5年・10年後先の保険者機能を私たちが発揮させていくことが必要です。

連合愛知 神野進会長

連合愛知 神野進会長
 働くことを実行する安心社会を目指して、2年になります。愛知県の有効求人倍率は1.18であり、全国で一番高い数字です。

 しかし、多くの方々が仕事を求めても思うような仕事に就けない。

 未だこの問題は解消されていません。
 
 また未就職の方を国が支援し、職業訓練を受けてもらっています。

 訓練後、希望通りの職業に就けない、また低賃金など、真面目に働く方が苦労ばかりすることは改善していかなければなりません。

 私たち連合は、働くという視点から様々な社会を見直していきます。

衆議院議員 赤松広隆

衆議院議員 赤松広隆
 民主党建設労働議員懇談会会長として、全建総連の皆さんと国保予算要求の取り組みに頑張ってきました。

 私が就任後、国保予算要求は満額確保できています。

 その実績を崩すことなく、今年も建設国保を守り予算要求に向け精一杯頑張っていきます。

 また、皆さんの努力も大切です。

 ハガキ要請行動や決起集会など皆さんの努力の積み重ねが数字に現れます。

 これから、半年間長い戦いになりますが共に頑張りましょう。

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