来年度 国保予算 現行補助水準確保の見通し

全国の仲間の思いが届く

 政府は昨年12月21日(月)、2021(令和3)年度予算案を閣議決定しました。一般会計総額は、106兆6,097億円と2020年度当初予算比で3兆9517億円(3.8%)増と9年連続で過去最大となりました。一般歳出は66億9020億円(8.4%)、社会保障関係費は35兆8421億円(0.4%増)、歳入のうち税収は57兆4480億円と11年ぶりの減収で見込み、またコロナ予備費で5兆円、防衛費は過去最大の5兆3235億円を計上しています。

現行補助水準の到達

 私たちに関わる国保組合関係予算の総額は、2732.1億1円(2020年度当初予算比7.6億円減)となりました。一人当たり医療費の伸びでは、コロナ感染症拡大による受診控えの影響が懸念される中で、前年度比増で計上、コロナ禍の影響の打開に向けて適正な数字を見込ませ、現行補助水準確保の到達の見通しを築くことができました。また、第3次補正予算案では、保険料減免措置等による第1次補正予算(40億円)の不足分として151億円を計上、2020年度補正予算でも確保の到達を築くことができました。

全国の仲間の運動の大きな成果

 2021年度建設国保予算確保の闘いでは、コロナ禍で人との接触が抑制される中、創意と工夫を凝らし、全建愛知の組合員と家族をはじめ全国の仲間による夏と秋のハガキ要請行動や集会、地元国会議員要請行動等、各運動を進めてきた大きな成果です。こうした運動の結果が、国保組合の現行補助水準につながりました。改めて感謝申し上げます。
 今後も、全国の仲間と共に予算要求運動に全力で取り組んでいきますので、引き続きご協力お願いいたします。

2021(令和3)年度 国保組合関係予算(案)

2020年度予算2021年度予算(案)増減
定率補助1598.1億円1586.4億円▲11.7億円
調整補助金1065.3億円1069.6億円+4.3億円
出産育児一時金補助金19.5億円18.0億円▲1.5億円
高額医療費共同事業補助金28.8億円30.4億円+1.6億円
事務費負担金22.2億円22.0億円▲0.2億円
特定健診・保健指導補助金等5.8億円5.7億円▲0.1億円
合計2739.7億円2732.1億円▲7.6億円
                                                           ※項目毎に四捨五入しています
皆さんから寄せられた要請ハガキ
1枚1枚要請ハガキに目を通す厚生労働省職員

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