大澤執行委員長 新年のご挨拶

大澤執行委員長

 組合員の皆様におかれましては、ご健勝のうちに新しい年を迎えられたこととお慶び申し上げます。日頃は組合活動にご理解とご協力をいただきありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 世の中は未だ新型コロナウイルスの渦中であり、昨年の夏季五輪の延期や、県内で開催された2年続きの技能五輪も無観客で開催されました。組合の行事や運動も、感染症対策として中止や縮小開催、Web会議など、もどかしい状況から抜け出せていません。かと言って後ろばかりを向いている訳にはいきませんので、私たちの置かれている環境を分析し、新しい生活様式や新しい働き方を探求することが必要になってきました。むしろコロナを逆手にとって、「考える時間が増えた事も良し」として、テレワークを取り入れたり、現場作業や管理の効率化も図りたいものです。

 組合運営の根幹をなす、建設国保関連では、予算確保の運動にもコロナの影響が出て、面談を含む直接交渉にも困難な状況が続いています。さらに仲間の命と健康維持に必要な、集団健康診断も中止せざるをえず、巡回健診や個人健診等を促していますが、忙しい現場で働く仲間にとっては不自由さを強いられています。受診率目標の設定にも、事情の考慮を要請しました。

 今年の保険証交換も、最大限の安全を考えて昨年に続き郵送交換とさせていただきます。続いて開催時期が集中する支部総会にも、十分な配慮をお願いいたします。

 尚、この4月から保険証が世帯単位の管理から個人単位に変更になり、2桁の番号が付加されます。保険料の方は、現状のまま行けば昨年同様、中建国保の支部の中で1番安くなれる見込みで、皆様の努力に感謝いたします。また、組合では、健康保険制度一元化に反対しています。国は2年半で全国民にマイナンバーカードに保険証機能を取り込み普及させると言っており、この動きが健康保険制度一元化に繋がらないよう、今後も注視していかなければなりません。

 仕事関連では、改正建築物省エネ法の施行に伴い、今春から小規模な建築物にも省エネ基準の説明義務が課せられる予定で、建築工事に携わる私たちの各職種にも、必要な知識が求められます。建設キャリアアップシステムの普及と合わせて、業界のプロフェッショナルとしての地位も確立したいものです。私たちの業界は、景気の好不況の影響が他業種に比べて遅れて訪れる傾向があり、コロナの影響が2年目になっても収まらない現状への対応が、働き方改革の準備と合わせて引き続き必要になります。新しい住宅建築関連のポイント制度も設定されたら活用したいものです。

 日々変化する情勢や新しい情報も、引きつづき出していきますが、リニューアルした組合ホームページ、SNS等でもタイムリーに発信できるように努めますのでご活用ください。
 
 コロナの拡大を最大限に抑えつつ、仲間を増やし、相互信頼の元、助け合い、多少の不況が来ても健全な財政運営に努め、今年も工夫を凝らしながら運動を展開していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。皆様の益々のご健勝とご多幸を祈りつつ、年頭の挨拶とさせていただきます。共に頑張りましょう。

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