石綿健康調査を毎年受けましょう ~アスベスト面接指導実施~【16.07.28】

面接指導を行う柴田教授(奥)
 組合では、石綿健康調査に同意をいただいた方を対象に胸部X線写真の再読影を行い、その結果、肺にアスベストの所見がある方には面接指導の案内をしています。

 平成27年11月から平成28年2月に集団健康診断や巡回健診等を受診された約2,000名中、65名の方が今回の面接指導の対象となりました。この内39名の方が、7月3日(日)又は17日(日)のいずれかに全建愛知会館で、愛知医科大学/柴田教授、愛知学泉大学/久永教授、名古屋市立大学/上島教授による面接指導を受けられました。

 面接指導では、出席者の既往歴や石綿作業等の職歴の聴き取り、胸部X線写真からアスベストによる所見を確認し、経過観察または医療機関紹介(二次健診)の診断を行い、今後の健康管理について指導しました。

 アスベスト関連疾患検査につきましては、一度検査を受けて所見がなければ、次回より検査をする必要がないというわけではありません。肺の状態は変化していく可能性も十分考えられますので、毎年健康診断を受診していただきますようお願いいたします。また、アスベストの使用が全面的に禁止された平成18年頃まで多くの建材にアスベストが使用されていました。そのため、知らないうちにアスベストが含まれる建材を使用していたり、同じ現場で他人が使用していたことでアスベスト粉じんを吸い込んだりした可能性があります。まだアスベスト関連疾患検査を受けられていない方は同意書を提出していただき、健康診断を併せて受診していただきますようお願いいたします。

問合/アスベスト対策事務局までご連絡ください。

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