石綿暴露を埋もれさせない
7月19日(日)、ウインクあいち(名古屋市中村区名駅)にて、全建総連主催「埋もれたアスベスト疾患を掘り起こすシンポジウム」が開催されました。
全建愛知からは、横山執行委員長をはじめ、四役専門部長、労働対策部員、書記局員合わせて18名が参加し、全体で13県連・組合、96名が参加しました。
このシンポジウムは、本来のアスベスト疾患と特定されず、別の疾患が原因とされ苦しんでいる被害者を早期救済するために、労働組合と専門医及び関係団体等に一層の連携の強化を求めることを目的としています。
全建愛知顧問医としてアスベスト面接指導等で大変お世話になっております久永直見教授/愛知学泉大より「建設業におけるアスベストがんの掘り起こしのポイント」についての講演がありました。「アスベスト疾患による労災認定件数は、全産業の5割以上を建設業が占め、さらにその比率は年々上昇しているのが現状です。また、専門医の不足や医師の意識の個人差の問題、労災認定等の行政手続きの障害事例等課題はたくさんありますが立場を超えた連携による対策が求められています」と、強く語っていただきました。
その後、岩手県連、東京都連、中建国保本部など5名のパネラーより、アスベストに関する取り組み等の報告がありました。
今後も全建愛知では、アスベスト疾患への対応に努めていきます。
【山田労働対策部長 記】