石綿健康調査を毎年受けましょう
組合では、中建国保愛知県支部で実施する集団健診等の受診者で、石綿健康調査に同意をいただいた方を対象に胸部X線写真の再読影を行い、その結果、肺にアスベストの所見がある方には面接指導の案内をしています。
平成26年4月から平成26年11月に集団健診等を受診されて石綿健康調査に同意をいただいた1,205名中16名の方と前回欠席者8名の方が、今回の面接指導の対象となりました。
この内、6名の方とレントゲンを持ち込みされた1名の方が、2月1日(日)に全建愛知会館で、愛知医科大学/柴田教授、名古屋市立大学/上島教授による面接指導に出席されました。
面接指導では、出席者の既往歴や石綿作業等の職歴の聴き取り、胸部X線写真からアスベストによる所見を確認し、経過観察または医療機関紹介(二次健診)の診断を行い、今後の健康管理について指導します。
今回の面接指導では、1名の方が所見なし、3名の方が経過観察、3名の方が医療機関紹介(二次健診)と診断されました。
今後も、肺にアスベストの所見が新たに見つかった方、これまで欠席された方を対象に、面接指導を実施する予定です。
アスベスト関連疾患検査につきましては、1度検査を受けられ所見がなければ、次回より検査をする必要がないというわけではありません。肺の状態は変化していく可能性も十分考えられますので、毎年健康診断を受診していただきますようお願いいたします。また、アスベストの使用が全面的に禁止された平成18年頃まで多くの建材にアスベストが使用されていました。そのため、知らないうちにアスベストが含まれる建材を使用していたり、同じ現場で他人が使用していたことでアスベスト粉じんを吸い込んだ可能性があります。まだアスベスト関連疾患検査を受けられていない方は同意書を提出していただき、健康診断と併せて受診していただきますようお願いいたします。
問合/アスベスト対策事務局までご連絡ください。