ものづくりの楽しさを伝える
今年は「あいち技能プラザ2014」が11月22日(土)~23日(日)に名古屋市港区のポートメッセなごやで開催されました。
全建愛知技能士会として技術対策部は子ども大工教室を出展しました。
今年は「おかもち作製」を題材に金づちの使い方指導を行い、用意した2日間で100セットの材料は完売となるほど大盛況でした。
参加した子どもたちは皆無口になるほど真剣に取り組んでいました。
まだ力が無い小学校低学年や未就学の子どもには金づちを使って釘を打つ作業はとても大変なことですが、保護者や技術対策部員の補助のもと完成させていました。
釘打ち後は、やすりで角を落とし、世界でひとつしかない自分だけのおかもちが完成しました。
役員は、子ども達が作業しやすいように材料への墨つけをし、釘を打ちやすくするための下穴をあけるなど大忙しでしたが、完成後の笑顔と「ありがとう」の一声でその苦労は吹き飛びます。
参加者の中には、毎年参加することを楽しみにしている子や、最近2階建ての家を建て、大きくなったら3階建ての家を建てるために大工になりたいと言う子もいました。
子どもたちに物づくりの楽しさを知っていただき、こうした小さな大工さんが1人でも多く育ってもらえるよう、これからも技術対策部は頑張ります。
【曾我技術対策部長 記】